王手将棋の格言

 作成者 松延成雄

王手将棋の格言(私が作りました)を紹介します。

攻めは飛角桂

王手将棋では角と桂が交換対象となりやすく、活躍の機会が多くあります。 しかし相手が全力で受けてくると、角桂だけの攻めでは足りません。 そこで常に飛車の活用を心がけましょう。飛車の働きの差が、そのまま勝敗に直結するということもよくあります。


居玉が最善

駒の成りこみによる王手を回避するには、1段玉が最善です。 玉が2段目にいると、いきなり桂打ちの王手を食らうこともあり、大変に危険です。 1段玉であっても、6九や4九など、一路寄っている場合、桂の跳ね出しが詰めろになるので危険です。 以上の理由で、玉は5九、5一が定位置となります。


4〜6筋の歩を突くな

4筋や6筋の歩を突くと、桂の王手の傷ができて危険です。 5筋の歩を突くと、遠見の角で王手を狙う筋が生じて危険です。
駒組段階では、これらの歩を突くことは「あり得ない」と考えましょう。


空き巣の角に用心

自陣に駒を打ち込む死角を作ると「空き巣狙いの角」をくらって取り返しがつかないことになります。 自陣の駒を動かすときには、駒の利きがない「死角」を極力作らないように注意しましょう。


桂跳ねには端角

桂が五段目まで跳ね出す手に対しては、▲9五角とか▲1五角が切り返しの詰めろとなり、 そのまま決め手となることがよくあります。 桂跳ね防止と桂取りの両狙いで打つ端角が有効なこともあります。 桂跳ねと端角は2手セットで覚えておき、読み抜けがないようにしましょう。


玉の腹から角を打て

角の犠打で玉や金を強制的に移動させる「腹角」は、手筋の中でも特に重要です。 一見寄せがない玉でも、腹角と桂を組み合わせるなどして突破口が開くことがよくありますので、 自陣・敵陣ともに常に気を配りましょう。


王手将棋の格言おわり

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